2025/09に読んだ本

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はじめに

こんばんは。にしやまです。 ご無沙汰してます。1年以上ぶりの更新です。

これから毎月本を数冊読む月間を続けていきたいと思い、まずは先月読んだ本とその簡単な感想を書いていきます。 今後は毎月月初に前月読んだ本の一覧を書いてく予定です。

2025/09に読んだ本

9月中に読み終わった本です。 (文中のリンクはアフィリエイトリンクではありません)

『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』

  • 最近哲学に興味があってその一環
    • 著者の千葉雅也さんは立命館大で教授をされてる哲学者で人気な著作がいくつかあったのでこの人から読んでみるか、と読んでみてる
    • 言葉通りの「勉強の哲学」を知りたくて読んだというより、著者がどういう思想なのか知るために読んだという方が正確
  • 書いてあった内容がどれほど身になっているのかはよくわからない(理解・咀嚼しきれていない)のでたまに読み返したい

『ソフトウェアアーキテクトのための意思決定術 リーダーシップ/技術/プロダクトマネジメントの活用』

  • チームのリーダーをやっているがその職責に見合う仕事ができているとは思えていないので、リーダーっぽい本読むかと思って読んだ
  • 様々な観点から意思決定する際の指針について記載しているが、どの状況においても以下の5つの質問と7つの原則をベースにしていて汎用的で良い指針となりそう
    • 質問
      • 質問1: 市場投入に最適なタイミングはいつか?
      • 質問2: チームのスキルレベルはどの程度か?
      • 質問3: システムパフォーマンスの感度はどれくらいか?
      • 質問4: システムを書き直せるのはいつか?
      • 質問5: 難しい問題はどこにあるか?
    • 原則
      • 原則1: ユーザージャーニーからすべてを導く
      • 原則2: イテレーティブなスライス戦略を用いる
      • 原則3: 各イテレーションでは、最小の労力で最大の価値を加え、より多くのユーザーをサポートする
      • 原則4: 決定を下し、リスクを負う
      • 原則5: 変更が難しいものは、深く設計し、ゆっくりと実装する
      • 原則6: 困難な問題に早期に並行して取り組むことで、エビデンスに学びながら未知の要素を排除する
      • 原則7: ソフトウェアアーキテクチャの凝集性と柔軟性のトレードオフを理解する

『類似と思考 改訂版 (ちくま学芸文庫)』

  • Kindleに入れて思い出したときに読んでたら半年かかった
    • もはやあまり覚えてない
  • 人が「類推」をするとき、どんな条件で類推が発動しているのかをさまざまな側面から研究した本
  • 目標に基づくカテゴライズをして抽象化することで類推の性能が大きく向上する、みたいな話とかがあった
    • グローブ、バット、ボールなど物体的な共通点がないものでも「野球道具」という目標に基づく抽象化がされると容易に類推が可能になる
    • 解釈が間違ってたらすみません
  • 認知科学、具体と抽象、記憶、学習の転移、とかの話が好きな人は好きな本だと思う
  • 著者は認知科学の著名な研究者で『私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化』もおもしろかった

『AWSで実現するモダンアプリケーション入門 ~サーバーレス、コンテナ、マイクロサービスで何ができるのか』

  • AWSとかクラウドアーキテクチャのキャッチアップを結構怠ってたよなぁと思って手始めに読み始めた本
  • サンプルアプリケーションをモダナイズするという文脈で各章に分けて各領域でモダンな手法に適用する過程で機能について紹介していく本
    • 前半でThe Twelve-Factor Appなどのベストプラクティスやコンテナ・CI/CD・DBなどの適用
    • 後半では主にマイクロサービスでよく使われるアプリケーションアーキテクチャパターンの適用
  • マイクロサービス文脈のパターンは特に知識が乏しいので良いキャッチアップとなった

『カード決済業務のすべて』

  • クレカ系の実装で調べると出てくるイシュアー、アクワイアラー、加盟店、決済代行事業者、その利用者とかの関係性や自分の立場で実装する以外の業務についても知れておもろかった
  • 2010年出版の本だから一部最新の情報で補完する必要がある
  • 今年に入っても増刷されてるから業界では人気な本ぽい
    • し、150ページでほぼ1日で読めるくらいの分量だった(全部頭に入ったとは言ってない)
  • クレカ系の業界知識をざっくりつけるにはちょうどいいくらいの本